2026年2月17日、渋沢王道経営塾「志道コース」~言霊覚醒編~が、ここに開校の運びとなりました。
本コースは、渋沢栄一『青淵百話』に流れる精神を拠りどころとし、経営者が自らの志を言葉として確立し、その言葉をもって人を導き、組織を正し、社会に良き影響を及ぼしていく力を養うための学びです。
申すまでもなく、経営において言葉は飾りではありません。
経営者の一言は、社員の心を励ましもすれば、迷わせもする。組織の空気を整えもすれば、乱しもする。ゆえに、経営者の言葉は、単なる説明や号令ではなく、会社の進むべき道を照らす灯火でなければなりません。
しかし現実には、志がありながら伝わらぬ、理念を語っても届かぬ、そのような悩みを抱える経営者は少なくありません。
その原因は、「思い」の不足ではなく、言葉を人に届くかたちへと高める技術が十分に磨かれていないことにある場合が多いと考えております。
本コースが目指すものは、精神論の反復ではありません。
どのようにすれば経営者の言葉が社員の胸に届くのか。
どのようにすれば理念や方針が、ただの標語に終わらず、人を動かす生きた言葉となるのか。
その問いに真正面から向き合い、声、間、呼吸、姿勢、視線、所作といった、言葉を支える身体の技術を実地に学び、身につけていただきます。
すなわち、『青淵百話』の精神を学ぶことと、芝居の技術を学ぶこととを、別々のものとは考えません。
道徳経済合一の思想を経営者の内奥に据え、そのうえで、言葉を身体に通し、説得力と品位を備えた表現へと高めていく。
理念を語るにも技術が要る。覚悟を示すにも技術が要る。信頼を築くにも技術が要る。
この厳然たる事実に立脚し、志を“届く言葉”へと鍛え上げていくのが、本講座の使命であります。
このたび、塾生のお一人が、十二カ月の成果を公開してくださることとなり、初回の「ビフォア」を映像として収録いたしました。
一年後、その言葉がいかなる深みを帯び、いかなる説得力を備え、いかなる志の響きを宿すに至るのか。来年3月に予定する「アフター」の録画が、今から誠に楽しみでなりません。
志は、胸中に秘めているだけでは、世を動かしません。
言葉となり、人に届き、実践を伴ってこそ、はじめて経営の力となります。
これより一年、塾生の皆様とともに、志を磨き、言葉を鍛え、社員と社会に届く本物の発信を育んでまいります。
渋沢栄一翁の精神を、知識としてではなく、経営の現場に生きる言葉として実装する。その歩みを、ここに厳かに開始いたします。
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