12月7日に行いましたセミナーの感想を弁理士の木村高明先生より頂きました。
他の方々の感想もホームページに載せております。是非、ご覧ください。
本日はセミナーに参加させていただき、さらに昼食の席で直接お話を伺う貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。渋沢栄一翁の『青淵百話』に触れながら、「真正の幸福」や「天の使命」に基づくお話を伺い、大変勉強になりました。長年、弁理士として業務に携わってきた私にとって、これらの教えはこれまでの歩みを振り返るとともに、今後の指針を見つめ直すきっかけとなりました。
まず、「真正の幸福」に関する渋沢翁の考えは、私が日々の業務の中で感じてきた課題と深く重なりました。弁理士として、依頼者の知的財産を守り育てる仕事は、個々の成功を支援するだけでなく、企業や社会全体の発展に寄与するという責務があります。しかし、ともすれば業務の成果が「個人の利益」や「目先の成功」に偏りがちになることもあると感じていました。渋沢翁が述べる「幸福は他者や社会との調和の中に見出されるべきである」という教えは、この仕事の本質的な価値を改めて思い出させてくれました。知財の保護や活用を通じて、依頼者と社会の双方に利益をもたらすことが、真に求められる使命だと再認識した次第です。
また、「天の使命」に関する教えは、60代に差し掛かり、キャリアの終盤を迎えつつある私にとって、大いに考えさせられるものでした。渋沢翁が説くように、人は天から与えられた使命を自覚し、それを全うすることが人生の意義であるという考え方は、私自身が弁理士としての役割を改めて見つめ直す機会を与えてくれました。
キャリア当初は他の多くの弁理士と同様に、大企業を顧客として業務を行っていました。しかし、その後の縁により、中小企業の知財保護の必要性を知り、これを支援することの意義を強く感じました。これが契機となり、中小企業に特化した弁理士業務を行うべく独立・起業し、20年余りが経過しました。大企業とは異なり、中小企業には限られたリソースの中で知財を守り活用するための独自の支援が求められます。私は、これこそが自分に課された使命、つまり「天命」であると認識し、今日まで尽力してまいりました。この選択を通じて、自身の仕事が個々の企業だけでなく、地域経済や社会全体に少しでも貢献していると感じることができるようになりました。
昼食の席では、直接意見交換をさせていただき、渋沢翁の教えを現代の実務にどのように活かせるかについて多くの示唆を得ることができました。特に「利他」の精神を知財分野に取り入れることで、依頼者やその先の社会に対する貢献の幅が広がるというお話は大変印象深かったです。
本日のセミナーで得られた学びを胸に、これからも「真正の幸福」と「天の使命」を意識しながら業務に取り組んでいきたいと思います。このような機会をいただきましたことに深く感謝申し上げますとともに、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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